フリーランスとかフリーランサーって言葉、最近特に浸透してきていますよね。そのままだと”自由”+”槍”となるのでイマイチ意味がよくわかりません。具体的にどういう意味なのか、気になったので調べてみました。
フリーランス(フリーランサー)とは?
フリーランスとは、特定の企業や組織、団体に属さず個人で仕事を請け負うスタイルを指します。個人事業主などがそれに該当し、略してフリーと呼ばれることもあります。ちなみにフリーランサーとは、そのフリーランスのスタイルで実際に業務を行う人物のことです。
具体的にどんな職種の人がフリーランスなのかというと、芸能人がいい例でしょう。俳優や歌手、アナウンサーなんかも、フリーになったりするとよくテレビ番組やニュースなどで騒がれますよね。
一般的なフリーランスは、ライターやSE、イラストレーター、各種デザイナーなどが多いです。少し変わった職種では、占い師やヒーラー、スピリチュアルカウンセラーなんかもよく見かけますし、YouTuberやニコ生主とかもフリーランサーといえるのかもしれません。
まぁ今の時代では、個人で収入を得ていれば何でもフリーランス(フリーランサー)といえてしまいそうな気がします。
語源”freelancer”の意味
フリーランスという言葉の意味は、中世ヨーロッパの”freelancer“が語源であるとされています。当時の王や貴族は傭兵団と契約して戦争を行っていましたが、なかには、どこの傭兵団にも属さず戦う兵士たちがいました。freelancerとは、そういった兵士たちを指す言葉として生まれたようです。
組織に縛られず戦うスタイルが、それ以降の時代においては、”企業や団体に属さず自由に働く”という仕事のスタイルに変化していったということでしょう。
“lance”の意味
フリーランスのランス(lance)の意味は、ズバリそのまま”槍”のようです。ちなみに歩兵の持つ槍ではなく、馬に乗った兵士が持つ槍です。つまりfreelancerという言葉の意味は、槍騎兵を指します。中世ヨーロッパの戦争で生まれたfreelancerが、現代の日本でも似たような意味で使われているのは、なんだか不思議ですね。