フリーライターと検索しても、2010年以前はほとんど情報がなかったり、あってもネガティブな内容だった記憶があります。しかし現在は、フリーライターという存在がかなり身近になっている印象です。
自分もフリーライターというものに興味を抱き、あれこれと試行錯誤しながら、収入を得る方法、依頼をもらう方法、単価を上げる方法などを模索してきました。
そこで今回は、フリーライターとして収入を得る方法を、スキルの段階ごとにまとめてみようと思います。ただし、あくまでも庶民レベルの僕の目線です…。
壱:クラウドソーシング
まずとにかくフリーライターを始めたいなら、クラウドソーシングサイトを利用するのが手っ取り早いです。クラウドワークスやランサーズといった大手サイトをはじめ、中堅どころから地方に特化したサイトまで様々にあります。
自由で簡単!タスクライター
ゼロからライターを始める初心者や、片手間に副業したい方、とにかく自由にライターを楽しみたい方はタスク作業がおすすめです。仕事をしたいときだけ仕事ができ、時間や契約に縛られることもありません。
僕的には、いわゆるタスクマンも、広い意味ではフリーライターだと思っています。直訳すれば自由ライターですし。あえてタスク専門で数をこなし、生計を立てている方もなかにはいらっしゃるようです。
単価アップ!契約ライター
タスク作業は、その性質上どうしても単価が安くなりがちです。タスクマンからスキルアップして単価を上げたいのなら、しっかりと契約して仕事をするプロジェクト形式の募集に応募してみましょう。
契約といっても、クラウドソーシングサイトを利用するなら案内に従うだけなので手順は簡単です。不安なら、ヘルプページ等を事前に確認しておけば問題ないでしょう。
プロジェクト形式では、同じような作業でもタスクに比べ単価が高い場合が多く、内容も幅広いです。特に取材関連は、実際に現場へ赴く労力も必要になるため単価が万単位になっているケースも珍しくありません。
ただし、納品期限があったり、クライアントが納得しなければ修正を頼まれたりなど、責任感が必要になります。
記事単価を自分で決める!
スキルを売買できるサービスでは、自分自身が記事単価を設定できます。代表的なのはココナラですが、現在は大手クラウドソーシングサイト内でもそういったサービスがあります。
タスクやプロジェクト形式で実績や評価を得られていれば、高めの設定でも売れる可能性はあります。
本格的にスキル売買サービスで自分の看板を持ってやっていきたいのなら、やはりココナラがおすすめです。
ココナラではいろいろな出会いがありましたが、なかでも特に良い経験になったのは、出版社の社長さんからの依頼をきっかけに、書籍制作に参加できたことでした。
弐:直接取引
クラウドソーシングサービスを利用すると、報酬から手数料を引かれることになります。これがなかなか割合的に大きく、20〜30%は当たり前です。依頼主と直接取引すれば、当然ながら報酬をそのまま獲得できます。
仕事の依頼主を見つけるには、SOHOサイトを利用するのが最も簡単でしょう。ただし、募集内容によって条件は様々ですので、案件は慎重に選ぶ必要があります。
また、メディアや企業のサイトで直接ライターを募集しているケースもあり、そういった場合は単価が高額である場合が多いです。さらなる高みを目指したいのなら、応募してみるのもアリかと思います。
直接取引で仕事内容が取材記事の執筆、というのが、最もフリーライターらしいスタイルといえるのかも。記事単価も普通に万単位で、継続的に依頼を得られれば充分にやっていけます。
参:ブログ、Webサイト運営
自分のブログやWebサイトを持ち、記事を掲載してアフィリエイトや広告、あるいは物販で収入を得るという方法です。雇われライターと違い、自身で企画し、戦略を立てて勝負する楽しさがあります。
ただしこれのみで生計を立てるには、かなりのスキルと労力、運が必要となるでしょう。そういった意味では難易度が高いといえます。
その反面、誰でも簡単に始められますし、続ければライターとしてのスキルアップにも役立つでしょう。
まとめ
ネットに繋げば記事だらけ、文字だらけの現代、今後もおそらくライターの需要は途絶えそうもありません。企業でも個人でも、ブログやサイトを運営していくのなら文章は必須です。
現に、記事制作依頼の案件では、時給制での募集も増えてきているように思います。競争率がかなり激しいようですが…。
これからフリーライターを始めたい人にとっては、けっこうな追い風が吹いている状況ではないでしょうか。少なくとも、副業としてなら充分に成立する世の中になっています。